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図書館からお届け!今月のおすすめ本(2020年7月)

青春サプリ。心が元気になる、5つの部活ストーリー

青木 美帆・田中 夕子・ささき あり・近江屋 一朗・日比野 恭三(文) ポプラ社

部活をテーマにしたリアル(実話)ショートストーリーです。誰にでもある最後の試合、最後の舞台。レギュラーであっても、そうでなくても、部活に打ち込んだ3年間。チームメイトと過ごした濃く、熱く、輝いた瞬間が伝わります。そうだ、部活が好きだ、そんな気持ちになる1冊です。

猫を棄てる

村上 春樹(著) 文藝春秋

村上春樹の最新刊は、亡き父との幼き日々の思い出や葛藤、父の戦争体験などが、繊細な文章でつづられています。父の人生を丁寧にたどりながら、著者は、受け継ぐこと、伝えることの意味を語りかけます。時代の空気を吸い込み、固有の重さを背負って生きていくしかないとしたら、我々は、これからどのような時代を創っていけばいいのでしょう。我々がこの時代を生きていることの意味を静かに深く問いかけてきます。村上文学のルーツであり、これからの物語へとつながる、始まりを予感させる本です。

はっけよーい

いぬんこ(絵)、ケロポンズ(作) ポプラ社

本を開くと、相撲の始まり、始まり。塩をまいて、土俵に手をついたら、はっけよーい、のこった!のこった!さて、どっちが勝ったのかな? 自分がお相撲さんになったつもりで、絵本の中の動物たちとの対戦が楽しめるお話です。絵本を読んだ後は、みんなで、お相撲ごっこを楽しんでくださいね。