図書館からお届け！今月のおすすめ本（2024年4月）

生活はクラシック音楽でできている

渋谷ゆう子(著)／笠間書院

香川県出身で音楽プロデューサー・文筆家として幅広く活動されている著者が、家電や映像作品、学校行事など日常生活の様々な場面で耳にするクラシック音楽について解説しています。作曲家の生涯や、曲が生まれた時代背景など、その曲を深く知ることで、なぜここでこの曲が使われたのかが理解でき、メロディーがより心に深く響きます。

東京のど真ん中で、生活保護ＪＫだった話

五十嵐タネコ( 著) ／ＫＡＤＯＫＡＷＡ

皆さんは、生活保護という制度を知っていますか？ネガティブなイメージや自分には関係のないことだと思う人が多いかもしれません。著者の高校時代の実体験を基にして描かれたこの本では、生活保護を受けるまでの経緯やその後の生活、心情などがわかりやすく細やかに描かれています。

あたしは本をよまない

コウタリリン（文）　ちばみなこ（絵）／ＢＬ出版

教室がうるさい箱のように感じているユイは、本を読むのが好きではありません。疎外感から自分を点だと感じていたユイが、本好きの転校生や苦手だと思っていた男の子と話すようになり、点と点と点だった３人が少しずつつながっていきます。３人のキャラクターが魅力的で、本を読まないユイがどう変わっていくのか、ラストは爽快です！