図書館からお届け！今月のおすすめ本（2021年7月）

草木鳥鳥文様

梨木香歩（文）/ユカワアツコ（絵）/長島有里枝（写真）/福音館

「これは新しい形のバードウォッチングではないかと思った。」（あとがきより）美しい絵と写真、静かな文章が一体となった、自然の中に溶け込むような心地になれる一冊です。

桃田賢斗（著）/竹書房

桃田賢斗選手は、高校時代に東日本大震災を経験し、その後、世界ランキング１位になるもスキャンダルで無期限の競技会出場停止、復帰後は交通事故、眼の手術と頂点とどん底を幾度も経験します。困難や挫折を乗り越え、より強く自分を変え、成長を重ねてきた桃田選手の真実の姿がつづられています。

はたこうしろう（絵）/前田海音（文）/小学館

２ｍ×1ｍのベットの上が入院中の海音ちゃんの世界のすべてです。実在する小学５年生が実体験をもとに書いたノンフィクションから生まれた絵本です。入退院を繰り返し、本音の言葉を飲み込む毎日の中で、彼女が見つけた光景とは。病と共に生きる彼女の言葉に、生きることの意味を改めて考えさせられます