図書館からお届け！今月のおすすめ本（2021年8月）

イラストで学ぶジェンダーのはなし

アイリス・ゴットリーブ（イラスト・文）/野中モモ（訳）/フィルムアート社

「ジェンダー」にまつわる用語や、事件、ニュースなど、あらゆる面からジェンダーのことをイラストで分かりやすく学べる一冊です。これからの時代を生きる私たちがより自分らしくいられるように、まずはこの本からジェンダーを理解することを始めてみてはいかがでしょう。

カード師

中村文則（著）/朝日新聞出版

占いを信じない占い師であり、違法カジノのディーラーでもある主人公が、予測不能な出来事の起こる理不尽な世界でどう生きるのか。小説の途中からは、コロナ禍を反映させた内容となっていきます。カードは裏返すまで、人生はその時を迎えるまで、何が起こるか分からない。だからこそ、絶望するにはまだ早い！作者の“祈り”が込められた作品です。

すいかのたね

グレッグ・ピゾーリ（作）/みやさかひろみ（訳）/こぐま社

すいかを食べてタネを飲み込んだことはありませんか？すいかの大好きなワニが、タネを飲み込んでしまいました。さてさて、どうなるワニさん。誰もが一度は経験のある出来事をユーモアたっぷりに描きます。この本を読んだら、おやつはすいかで決まりですね。