SPECIAL
特集
図書館からお届け!今月のおすすめ本(2021年9月)
かんじるえ
大谷陽一郎(さく)/福音館書店
すべて漢字で描かれた「かんじるえ」は、辞書でも参考書でもありません。漢字で感じる風景を描いた絵本です。勉強の中で出合う漢字とは違う姿に触れることができます。手に取って、じっくり見て、感じて、漢字のグラフィックとしての面白さを味わってください。漢字探しクイズも楽しめますよ。
印刷・紙もの、工場見学記
デザインのひきだし編集部(編)/グラフィック社
紙づくり、インキの製造、印刷など本ができるまでにはたくさんの工程があります。たくさんの工場とそこにいる職人たちによって作られ、完成された本は全国の書店に届けられるために取次をしてくれる工場に送られます。ブックデザイナーの名久井さんが工場見学をしながら、本が書店に届けられるまでの道をたどっていきます。
医学のつばさ
海堂 尊(著)/KADOKAWA
巨大新種生物を発見した主人公たちが、医学界だけでなく、国家を巻き込んだ壮大な陰謀に果敢に立ち向かっていく医療SFファンタジーです。「医学のたまご」「医学のひよこ」に続く、「中学生医学生」シリーズ完結編で、海堂尊ファンにはおなじみの人たちも登場します。各章の扉ページには、含蓄ある格言と共に、ヨシタケシンスケさんの挿絵も楽しめます。