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図書館からお届け!今月のおすすめ本(2022年1月)

母親からの小包はなぜこんなにダサいのか

原田ひ香(著)/中央公論新社

この作品は、小包にまつわる6 つの物語の短編集です。どのお話も、すれ違う母と娘が軸になっていますが、お互いを尊重して分かり合える瞬間が描かれているのが印象的でした。すべての物語が、家族から届くさまざまな想いを大切にしよう! と思える作品です。

ギタンジャリ・ラオ STEMで未来は変えられる

ギタンジャリ・ラオ(著)/堀越英美(訳)/くもん出版

「STEM」とは、Science、Technology、Engineering、Mathematicsの4領域の頭文字をとった造語です。「STEM」の申し子ともいえるギタンジャリ・ラオさんは、2020年タイム誌初の「キッド・オブ・ザ・イヤー」に選出された15歳の科学者です。自身を科学マニアで発明家という彼女の問題意識の高さと、困難にも負けずチャレンジする勇気、未来を信じ決してあきらめない姿勢は、私たちに希望を与えてくれます。

あかいてぶくろ

林木林(文)/岡田千晶(絵)/小峰書店

いつも一緒の赤い手袋が、ある日を境に、離れ離れになってしまいます。主人公の手を温め続ける左手と、出会いを繰り返していく右手、それぞれの物語が綴られていきます。再び出会った時の互いの思いに幸せの形を考えさせられます。いりやまさとし作「あかいてぶくろ」やウクライナ民話「てぶくろ」も一緒に読むことをお勧めします。