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特集
図書館からお届け！今月のおすすめ本（2022年2月）
ヤングケアラー 介護する子どもたち
毎日新聞取材班（著）/毎日新聞出版
ヤングケアラーは、家族を介護する子どもを指す言葉です。確実に存在している彼らですが、記者たちが取材を始めた2020年３月には、社会の陰に隠れた「透明な存在」でした。取材を通して明らかになっていく彼らの実態が、小説のようなスタイルでつづられていきます。ヤングケアラーにならざるを得なかった彼らの心根が胸に迫る内容となっています。
鎌倉の姫将軍 北条政子
こぐれ 京(作)/朝日川日和(絵)/ＫＡＤＯＫＡＷＡ
大河ドラマで話題の北条政子。尼将軍として有名な彼女は、日本三大悪女としても知られています。怖い、強い女性としての印象が強い彼女ですが、その波乱万丈な人生をひも解いていくと、ひたむきで情熱的な一面も見えてきます。大河ドラマの予習にぜひこの本を読んでみてください。
おしっこ、うんこはどこにいく？
中川ひろたか(作)/カワチ・レン(絵)/アリス館
トイレで渦を巻きながら流れていく水を見て「この先どこへいくのかな？」と、思ったことのあるあなた！ぜひ、この本を読んでください。主人公たちと一緒に下水道を探検して、家庭で使った水が、再生されていく過程を学びましょう。子どもたちの「なぜ？」に、周りの大人が答えることが未来につなげる資源を考える第一歩かもしれませんね。