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図書館からお届け!今月のおすすめ本(2022年4月)

黛家の兄弟

砂原浩太朗(著)/KODANSHA

権力闘争に巻き込まれた黛家の人々が、大きな流れの中で、抗い、運命にどう立ち向かっていったのか、理不尽な出来事への怒り、苦しみが抑制のきいた文章でつづられています。時代小説ですが、家族の絆が試された時の三兄弟それぞれの戦い方は、時代を超えて胸に迫るものがあります。時代小説は苦手、と思っている人にも読んでほしい一冊です。

ぐりとぐらのたまご

山脇百合子(絵)/中川李枝子(文)/BlueSheep

「ぐりとぐら」のシリーズを小さい頃に読んだことのある人は多いのではないでしょうか。大きな卵を使ってカステラを作り、みんなで食べている場面は有名ですよね。他にも、動物たちとの触れ合いや四季折々の植物など、印象に残っている場面は多いと思います。絵本を読んでいた頃を思い出しつつ、成長した今だからこそ気が付く、「ぐりとぐら」を見つけてみませんか?

ママのうちとパパのうち

メラニー・ウォルシュ(さく)/おおはま ちひろ(やく)/光文社

この主人公には、家が2軒あります。ママのお家はピンクのドアで、パパのお家はマンションの4階です。見開き全面にポップアップを効果的に使うことで、主人公の置かれている境遇が幼い子どもたちにもよくわかります。一緒に住んでいなくても“愛されている”と子どもが実感できるようにすることが大切だと訴えかけています。