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図書館からお届け!今月のおすすめ本(2022年6月)

みやぎから、

佐藤 健/神木隆之介(著)/NHK出版

東日本大震災から10年が過ぎた宮城県各地を2人が旅するビジュアル対話集です。震災直後にボランティアで訪れた場所を再訪したり、産業や伝統文化に触れたり、出逢った人との対話を通して、この10年の歳月に2人が真摯に向き合う姿が印象的です。10年経ったからこそ伝えられる思いがある。写真も多く、宮城県の今を知るには最適な本となっています。

未知なる冒険の書

名もなき冒険家(文・絵)/トゥーヴァージンズ

アマゾンの森の奥地で発見されたという名もなき冒険家のスケッチブック。ひとたびページをめくると、そのイラストの美しさと繊細さ、神秘的な冒険の記録、探検のアドバイスやヒントの豊富さに目を見張ります。実際に行動することは難しいですが、本の中だけでも未知なる冒険の旅に出かけてみませんか?

ゆきちゃんは、ぼくのともだち!

武田美穂(作・絵)/童心社

入院をきっかけに、少しずつ変わっていく祖母の姿と、そんな祖母を理解し受け入れようとする孫との関わりを通して、認知症や老いがわかりやすく表現されています。7歳の孫に年を聞かれ「いっしょ」と、答えていた祖母が、物語が進むにつれて5才、3才と幼くなっていきます。二人の間に流れる時間が愛おしい作品です。