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特集
図書館からお届け！今月のおすすめ本（2022年9月）
桃太郎は嫁探しに行ったのか？
倉持よつば（著）/新日本出版社
桃太郎の鬼退治は、お嫁探しの旅だった？『桃太郎は盗人なのか？』の著者がまた新たな視点で桃太郎について調べました。コロナ禍で資料の収集も困難な中、探求心を武器に日本全国の桃太郎を収集・分析・考察して書かれた本書はとても分かりやすく読み応えがあり、大人顔負けの内容です。
「オードリー・タン」の誕生 だれも取り残さない台湾の天才ＩＴ相
石崎洋司（著）/講談社
世界的天才ハッカーにして、台湾史上最年少の閣僚（ I T 担当大臣）、オードリー・タン。先天的な心臓病や幼少期のいじめなど、様々な苦難を乗り越えて成長した彼女は、その卓越した能力と最新の技術を生かして今も台湾を変革し続けています。その道のりが語られている本書は、子どもでも読みやすく、大人でも多くの学びを得られる名著です。
ことりのメル おっこちる
コーリー・Ｒ・テイバー（さく）/よしい かずみ（やく）/化学同人
「とんでみたい！」ある日、小鳥のメルは決めました。みんなが止めても、メルは自分を信じて飛び立ちます。どんどん落ちていくメルと見守る動物たちのやりとりが楽しく、メルに合わせて絵本を回しながら読み進めることで臨場感も増していきます。最後のママの言葉に、見守ることの大切さを改めて気付かされました。