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図書館からお届け!今月のおすすめ本(2022年11月)

ルポ 誰が国語力を殺すのか

石井光太(著)/文藝春秋

生きるために必要な国語力に、崩壊の危機が迫っています。自分の言葉で考え、想像し、表現することが苦手な子どもたちの中から、言葉が失われているからです。取材をとおして浮かび上がる彼らの現状は危機的です。著者は、国語力とは、社会という荒波に向けて漕ぎ出すのに必要な「心の船」だと例えています。国語力の再生は国民的課題と言えます。

6ヵ国転校生 ナージャの発見

キリーロバ・ナージャ(著)/集英社インターナショナル

「フランスでは、子ども同士が向かい合って座り授業を受ける」、「ロシアでは、何歳で小学校に入学するか決めることができる」。世界6か国の学校に通ったナージャさんが教えてくれる学校の違いは、新鮮な驚きの連続です。国によって教え方も様々、ルールも様々。あなたはどんな学校に行きたいですか?

どうぶつのわかっていること・わかっていないこと

木下さとみ(文)/𠮷森太助(絵)
京都大学野生動物研究センター(監修)/小学館集英社プロダクション

世界には、分かっているようで本当は分かっていないことがいっぱいあります。この本に載っている動物たちの「なぜ?」は、まだ誰も説明できていない謎です。ネットで検索しても、その答えは出てきません。本当に世界は謎だらけです。多くの研究者たちが協力して作られたこの絵本は、「答えのない問いに向き合う力」を育てます。