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図書館からお届け!今月のおすすめ本(2022年7月)

オオルリ流星群

伊与原 新(著)/角川書店

高校最後の夏、文化祭で巨大なタペストリーを制作することになった男女6人。それから28年後、彼らは再び出会い、手作りの天文台を建てることになります。あの夏の真実が明らかになっていく中、迷いや葛藤、行き詰まる日々が彼らの前に立ちはだかります。過去と現在を乗り越えて、彼らは前に進むことができるのか?人と人とのつながりを強く感じる作品です。

図書室のはこぶね

名取佐和子(著)/実業之日本社

10年間行方不明だった1冊の本をめぐるミステリーです。主人公が高校入学以来一度も図書室に行ったことのない体育会系女子という設定がユニークです。謎を探る過程で10年前の在校生の願いと現役生の想いが交差していきます。本好きにも、今まで本を敬遠していた人にも読んでほしい、上質なミステリーであり、スイート&ビターな青春小説です。

おとうとが おおきくなったら

ソフィー・ラグーナ(文)/ジュディ・ワトソン(絵)/徳間書店

弟が産まれた喜びを兄の視点で描いています。赤ちゃんの弟が、大きくなったらこんなことをしたい!あんなところに行きたい!と、弟と一緒に成長していける未来を夢見て広がるイマジネーションの世界が、美しい色彩で描かれていきます。お兄ちゃんのワクワク感がダイレクトに伝わり、こちらまで嬉しくなります。